アメリカの正統派パワーメタルバンド、Gargoyleの編集版。Disk1は当時のファーストアルバムで、Disk2にデモやライブテイクなどが入っている感じです。
いや…..これ…..完璧ですよ….レーベルはポンコツスラッシュで有名なNew Renaissance Recordsなんですが、これは完璧な正統派メタル….リマスターの効果なのかもしれませんが、マイナーどころのメタルバンドとしては音質は極上だと思います。そして….曲やボーカルが….本当にすさまじい….
USパワーメタルっていうとやっぱり基本はドカドカしてパワー！！って感じのバンドが多い(ヘイトスピーチ！！)な気がしますが、このバンドはめっちゃヨーロピアンですね、曲つくりとかは割と硬質な部分もあるのですが、メロディーの作りとしては、Warlordとかにも通じるシケたメロディーですね….なんかもうほんとシッメシメな歌メロで北欧のバンドみたい….これは何でしょうね、アメリカのパワーメタルバンドは結構Aメロの時とかはキーのルート音からコードを動かさず歌メロをつけていくイメージが多いですが、このバンドはコードを動かして、そこにちゃんとコード感にしっかり沿った歌メロをつけているような印象があります。本当に非常にメロディアスです….
そして、その歌メロを歌うボーカルがまたこれが素晴らしい、あんまりぬけの良くない、カルスワンをもうちょっとナヨっとしたみたいな感じでして、湿った歌メロとの相性が異常です。最高ですねこれは…..
ギターソロ等も速引きよりもちゃんとメロディーを弾いてくれる感じでいて、特に#3″Burning”のギターソロは絶品です。まあこの曲は歌メロも最高の素晴らしい疾走キラー曲なんですが….
アルバム全体としては速い曲は少なめで、ミドルでしっかりメロディーを聞かせる曲が多いですが、ほんとにメロディーセンスと歌メロが神なので最高ですね….永遠にリピートしてしまいます…..
とりあえずこの曲のギターソロを聞いて震えてほしい