※レビューではなくて感想です。
アメリカの正統派ヘヴィーメタルバンドの2作目になるらしいEP。前作”Guilty As Sis”は初期Riotに影響を受けたような、SA Slayerとかにも通じるもののあるしっとりしたUSメタルでした、今作ではボーカルをAbattoir、Tacticsのスティーブ・ゲインさんに変え、一気にパワーメタルへと路線変更してきました。そして….これが滅茶苦茶かっこいい……!! やはりこの人のボーカルはパワーメタルにおいてマジックがありますね….すこし荒さを持ちながらしっかりメロディーを歌えるのは本当に素晴らしい….というかこの人ってストライパーのベーシストの弟さんなんですね、知らなかった…..
楽曲も非常に熱いです、AbattoirやTacticsにはやはりモーターヘッドの影響があったのか、どこかほんのりロック感があったような気がしますが、こちらはもう少し正統派パワーメタルっぽい感じですね。4曲しか入ってなくてどれもかっこいいのですが、個人的には#1のタイトルトラックがやはり燃えてきます、パワーメタルはこうでなくちゃ….!という曲ですね!
ところで、このバンド前作はレーベルがメタルブレイドだったのに、このEPでは悪名高いWild Ragsなんですよね….ポンコツレーベルだけにおそらく録音に使えるバジェットとかもめちゃ少なかっただろうことが露骨に感じられる音質ですが、ありがたいことにこのバンドは演奏が滅茶苦茶宇上手いようで、うまい人たちの演奏が荒っぽい音質で切り取られるというかなり奇跡的に熱い作品になっていると思います。これぞUS Power!! ドカドカしてるのが最高なんです!