※ あくまでレビューではなく個人の感想です
アメリカの正統派パワー・スピードメタルバンド、Destructorのファーストアルバム。昔からなんとなく名前やジャケットは知っていたのですが、なんとなくレアでなんとなく値段が微妙に高かったのでスルーしてきたのですが、Savage Graceで完全にUS正統派がきてしまったので、Record Boyさんで買ってみました。
いや~、このバンド、いい意味で最高のやけっぱちでバカっぽいUSメタルで最高ですね。まずジャケがいい味出してますもんね、しかもバンド名とタイトルからして1000000点ですよ。なに?マキシマムデストラクションって?よくわからないけどかっこいい!しかも、1曲目が”PRELUDE IN SLEDGE-MINOR OPUS 7 1ST MOVEMENT”ってクッソ大仰なタイトルなのに内容は「デストラクター!!デス!!トラクター!!!」って叫んでるだけなのも最高です。
音質が結構しょぼめなのも良いですね、近いのはBlood Feastのファーストでしょうか。あんま歪まないアンプにエフェクターとかつないでクッソ歪ませたみたいな、きれいにザクザクしないチリチリしたギターの音がまず最高、ドラムも非常にロウな感じでいいですね!これでいて演奏はやけっぱちな感じがあるのでアツさしかないです。
曲つくりとしては、パワーメタルというよりは、どことなくリフやコード進行などはスラッシュに少し近いものがあるかもしれませんね。というか、コードよりもリフを中心として曲を作っていそうな雰囲気がそう感じさせるのかもしれません。また、代表曲?の#8 “Iron Curtain”のイントロからして影響がモロですが、メイデンのセカンドをかなり意識しているのかもしれません。
Savage Graceよりも若干スラッシュよりなパワーメタルですが、アツさは半端ではなく、それでいて結構キャッチーでかなり気に入りました。そして、なんといってもこのジャケですね、最高です。